自分の可能性に制限をかける思い込み

- あなたって、こういう人よね
- だからお前はダメなんだ
小さい頃、親や先生、友達に言われたことや、異性や職場で言われたことに傷つき、それがトラウマになり、過去の出来事にとらわれていたりします。
また、大人になって、ふとした瞬間、自分の親と同じことを言っていたり、同じような考えになっていたりすることがあります。
このように、無意識に、行動や考え方、発言に制限をかけていることがあり、自分の可能性に制限をかけていたりします。
このような思い込みを、専門用語でビリーフといいます。
それが、いい方向に向いているのなら良いのですが、行動を制限していたり、考え方に柔軟性がなかったりして、あなたの人生に悪影響をおよぼしている場合があります。
そんな場合は、コーチと一緒に乗り越えて、制限を外す必要があります。
そして、理想とする自分に一歩一歩近づくのです。
上手くいかない人のほとんどは、無意識に作られたセルフイメージによって制限をかけられていることが多いのです。
自分はこういう人間だ
- 自分は小心者ですから
- 自分は話下手なんです
人は、自分で思っている通りになります。
言葉に出せば、そのとおりになります。
ネガティブな言葉を出せば、それが実現してしまうのです。
- 自分には恋人なんて出来ない、結婚できない
- 自分を好きと言ってくれる人なんていない
- 今日もカップルになれないだろう
その不安や心配は、まだ起きていない未来のことです。
誰も未来のことなんて分かりません。
そのどうなるか分からない未来を想像するのは、勝手です。
良い未来を想像するのも、悪い未来を想像するのも、アナタの頭の中での出来事です。
どうせ分からない未来なら、悪い想像するより、良い想像をしてはいかがでしょうか?
- 人生のモテ期が来たらどうしよう
- 複数の人から、アナタが好きです、と言われたらどうしよう
- カップルになったら、その後の食事のお店はどこにしよう
そんなことを考えたら、実際にそういうことが現実になるものです。
あなたの足を引っ張る思い込み
また、こうしなくてはいけない、という思い込みが、あなたの感情や発言に強く影響して、それがあなたの足を引っ張る場合があります。
例えば
- 人と約束したなら絶対に遅れてはいけない
- お断りする時は本人に直接言うべきだ
- 自分で言ったことは最後まで守らないといけない
などです。
婚活に限らず、お付き合いの初期段階では「何かこの人とは合わないな」とか、「また会おうとは思わない」あるいは「この人とはウキウキしない」など、何となく会う気がしなくなって、特にお断りをしないで、連絡の回数を減らしたり、そっけないメールなどで、フェードアウトすることがよくあります。
普通は、何度かデートした時、相手の表情を見たり、その後の連絡の文面などから、自分に対する気持ちが分かったりするものです。
「ああ、この人は私に脈がないんだな」「俺のことが好きじゃないんだな」と、気付き、お互いに連絡を取り合わなくなり、自然消滅、ということがあります。
でも、お断りする時は本人に直接言うべきだ、という考えの人は
- 自然消滅がゆるせない
- 直接会わない&言わないでLINEでお断りするのは非常識だ
という考えになり、相手が許せなくなり、怒りが込み上げてきます。
そういう考えだから、相手が怖がって、直接会わないで断ってきたり、自然消滅に持っていったりするのに気づかないのです。
誰だって、怒る人は怖いのです。
その怒りは、こうあるべきだ、こうしなきゃいけない、という思い込みから来ているのです。
その思い込みが、あなたを怒らせ、他人から怖がられ、婚活が上手くいかない原因だったりするのです。
それは本当に大切な価値観ですか?
そのようなビリーフを、ある人は「これは私の価値観だ」と言うかもしれません。
また、「価値観が合わない人とはお付き合いできない」と、心の狭い人間になっているかもしれません。
でも、それは本当に、何が何でも守らないといけないルールでしょうか?
あなただけのマイルールではないでしょうか?
自分のビリーフを頑なに守り、それを他人に押し付け、それを守らない相手を裁いて、一人で勝手に怒っているだけではないでしょうか?
よーく考えてみると、どうでも良かったりする思い込み(ビリーフ)だったりするものです。
あなたの婚活が上手くいっていない時、自分のビリーフが足を引っ張っていないか、よく考えてみましょう。